素描

あわのような思いを記録していくところ

【読書記録】「帰ってきたヒトラー 上・下」/ティムール ヴェルメシュ/河出文庫


愚直であるということは、時にこんなにもおかしくも切ないものなのかと!!
笑いながら読んでたのに、最後の2行で涙が出てしまった。


自分の信念や国民にまっすぐで愚直で、それが現代では笑いものになってしまうけど、ヒトラーは気にもとめずに我が道をいく。
本当にこんな人だったのかなと思わせるような臨場感に引きこまれました。

 

真実はどうだったのか、あの時代をヒトラーがどう生きたのかをつぶさに知ることはもうできないけれど、

この本の最後のような気持ちになることもあったのかもしれない。
歴史上の人物がタイムスリップというよくある設定だけど、ヒトラーをチョイスしたところになんともいえない温かみ?を感じたなぁ。

 

時は流れた、ね。

 

 

 

帰ってきたヒトラー 上 (河出文庫 ウ 7-1)

帰ってきたヒトラー 上 (河出文庫 ウ 7-1)

 
帰ってきたヒトラー 下 (河出文庫)

帰ってきたヒトラー 下 (河出文庫)